ここ数年間、高校生や中学生の指導をしていて気付かされることがあります。
それは、頭の回転などは昔の生徒とそれほど変わらないのに、問題文を集中して読み取れない(読解が浅い)、持続して問題を追求しない(すぐあきらめるorノウハウを知りたがる)、あるいは物体の回転移動といった空間認識がおかしい(立体図形が苦手)場面や人物の把握が不十分(国語だけでなく、算数数学の文章題に難がある)といった生徒を多く目にしてきました。
優秀な中学高校生ですら、人間として保持しておかなければならない基礎力に欠けているように思えます。
こうした問題はなぜ起こるのか、また起こらないようにするにはどの時点まで遡り、どのように対処すればよいのかを検討するため、教育学や児童心理学の教授あるいは学校や塾の先生方に相談しました。その結果、国語の読解力は読力と解力に分け、低学年時は特に読力を開花させイメージ力を上げること、また論理的な思考訓練は小さい時から欠かせないことが分かってきました。
それも社会性が身につく10歳頃までに、思考力のフレームワークを作り上げることが大事だという結論に達しました。確かに小学生から当塾に来てくれた子の進学先も、ほとんどが難関国公立です。
そこで、わたしとこの考え方に賛同してくれたスタッフが創意を結集して作成したのが『ピタゴラスのたまご』です。
まだ生まれたばかりのヒヨコですが、お子さまのわくわく・どきどきを更に一層掻き立ててくれると思いますし、ものを学ぶ基本的な概念形成が確実に身に着くと確信しております。
一度お子さまに体験される機会を与えていただきたいと祈念する次第です。
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